放課後等デイ・児童発達支援 | 三重のわかばグループ

放課後等デイサービス・児童発達支援とは?

「放課後等デイサービス(放デイ)」「児童発達支援事業(児童発達支援)」とは、障がいや発達障がいのあるお子さん向けの、学童保育・放課後児童クラブ(学童)のような福祉サービスです。こうしたお子さんたちが、ご家庭や学校以外に安心して過ごせる場として、生活能力や社会性を養う場として、2012年に制度化されました。

お子さんが学校についていけない、周りの子と馴染めない、学童は断わられた…などのお悩みを抱え、役所や相談支援の窓口で紹介されて、ご利用を検討される方が多くなっています。



学童保育との違い

学童 放デイ 児童発達支援
対象年齢 6才〜12才の小学生 6才〜18才の小中高校生 〜6才の未就学児
利用条件 特になし 障害児通所支援サービスの受給者証 放デイと同様
利用時間 学校がある日の放課後、土日や長期休暇の日中 学校がある日の放課後、土日や長期休暇の日中 平日、土日、長期休暇の日中
定員 多め 少なめ 少なめ
主な目的 保護者が仕事で家庭にいない間の、子どもの遊びや生活の場 障がい特性や発達状況などに応じた個別の支援や生活の場、保護者の支援 放デイと同様

学童とは異なり、放課後等デイサービスや児童発達支援事業を利用するためには、「受給者証」の取得が必要となります。
受給者証は、障害者手帳や療育手帳などの「手帳」、または発達障がいに関わる医師の診断書をもとに、自治体が発行します。

また、利用料金の9割は自治体が負担してくれるため、自己負担は0〜1割となっています(世帯所得により変動)

受給者証や利用料金について詳細はこちら>



放課後等デイサービスの違いと選び方

放課後等デイサービスや児童発達支援事業を行っている事業所は、全国に23,000ヵ所以上あります。そのため、「何が違うのか?」「どう選べば良いのか?」を迷われる方も多いと思います。そこで、事業所選びのポイントについて、簡単に解説いたします。


事業所の4つのタイプ

学童保育型 塾・習い事教室型
遊んだり宿題をしたりして過ごすことが中心で、障がい特性に応じた専門的な療育等にはあまり力を入れていません。 学習塾やピアノ教室のような内容で、事業所が組んだプログラムに沿って、学習や練習、運動を行います。
総合支援型 専門特化型
個々の特性に合わた支援を行いつつ、遊びや創作、地域交流、多彩なプログラムを通じて、総合的な発達を促します。 理学療法士・作業療法士などの専門職によるリハビリや、就労訓練などに特化したタイプです。(特定プログラム特化型)

なお、令和3年10月の厚労省の発表によると、各事業所による支援内容のばらつきを是正するために、今後は「総合支援型」か「特定プログラム特化型」の2種類に絞られるようです。


事業所の選び方

事業所を選ぶ際は、保護者とお子さんの両方の視点から選ぶことが大切です。

保護者の視点で見ると、送迎があるか?距離が近いか?土日や長期休暇も利用できるか?などといった利便性と、「こういう内容をして欲しい」という教育方針が中心になるかと思います。

一方、お子さんの視点で見ると、楽しめる環境かどうか、事業所のスタッフがお子さんの気持ちや障がい特性を理解してくれるかどうか、が大切になってきます。イヤイヤの環境では能力が伸びませんし、障がいに関する知識が乏しい事業所だと、誤解やトラブルに繋がるからです。

ですから、もし気になる事業所があれば、必ず事前にお子さんと一緒に体験・見学で訪問し、お子さんの反応や様子を確認してみましょう。



わかばの3つの特徴

1. 外遊びで体をしっかり動かす

子どもたちが安心して外で遊べる場所が年々減っています。あったとしてもルールや周りの大人の目が厳しく、気軽に遊べなくなっています…。

ですが、外で体を動かして遊ぶことは、子どもたちの発達にとって、とても重要です。ですから「わかば」では、お天気の良い日はできる限り近くの公園などで外遊びをできるようにしています。

■運動遊びのメリット
  • 体力や運動神経、心肺機能の向上
  • ストレス発散、睡眠の質の改善、肥満の抑制
  • 菌やウィルスに対する免疫力、抵抗力UP
  • 五感で自然を感じることで、感性が磨かれる
  • 外遊びを通じた友達作り
  • 遊具の順番待ちやルールを守ることなど、感情のコントロールや社会性の向上
  • 遊び相手とのやりとりを通じた協調性やコミュニケーション力のUP
  • どんな物でもおもちゃや遊びにしてしまう想像力を伸ばす など

2. 総合的に支援をする

小学生年代までは、様々な遊びや日常生活を通じて、全般的な能力を底上げしていくことが大切だとわかばでは考えています。運動遊びやごっこ遊び、積木やブロック、椅子取りゲーム、お絵描きや工作、リトミックや料理体験…。土日や夏休みなどは、地域のお店で買い物や外食を体験したり、水族館や科学館などにお出かけしたり、夏祭りやお泊まり会をしたり…。

お勉強だけ、訓練だけ、ではなく、豊かな体験を通じて、子どもたちが外の世界に興味を持てるようにし、地域生活の土台を作れるように支援をしていきます。


3.生活の中で一人ひとりに合わせた支援を行う

子どもたちは一人ひとり違います。生まれ持った能力や個性、障がいによる特性、発達過程による違いなど、その子その子に合わせた支援がとても重要になります。

一人で洋服を畳めるように、下駄箱に靴をしまえるように、人の話を聞けるように、自分の気持ちを伝えられるように…。日常生活の中で必要となる、身の回りのことを自分でできるようにすること。社会生活で求められる、友達や家族、周りの人との人付き合いや集団行動を取れるようにすること。

「その子が今何に困っているのか」「既に持っている能力を生かしてどうすればできるようになるか」
私たちは、そうした視点で個別支援を行い、将来の自立に向けて成長をサポートしています。



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